太陽・月・地球のお子様の叱り方のポイント①
何か、いけないこと、直して欲しいこと(習慣やクセなど)があった時、この3つのタイプは、叱り方によってお子様の受け止め方が異なります。
自分のタイプの価値観と感覚で、他のタイプのお子様を責めると、お互いがストレスを感じてしまい、親子関係が悪くなることがあります。
ぜひ、タイプ別の気質を参考に、お子様にあった伝え方と反応を受け止めてあげて下さい。
各タイプのポイント!
太陽の気質のお子様
「太陽」の気質を持ったお子様は、感覚で受け止めるタイプなので、やめた方が良い(直した方が良い)「理屈」「理由」「説明」などはいりません。
くどくど説明したり、なぜ、いけないのかの説明を求めることは、お子様のストレスになるだけで、効果は期待できません。
「それは、ダメよ!」
「○○の時間よ!」
などと、教えることを繰り返すことで、習慣として身につけていくような気質です。
1回叱ったから、次はやらないだろうと思っていても、何度も、同じ失敗を繰り返します。
自分の感覚で、「やめておこう!」と実感できるまで繰り返します。
そのため失敗の前に教えてあげるのではなく、失敗を繰りかえすことで成長するタイプなので、大事に至らないよう温かく見守りつつ、
短い言葉で注意や叱ることをしてあげてください。
また、「これが出来るようになったら、すごいのにな~!」
と、声掛けしてみるのも効果があります。
お月様の気質のお子様
お月様タイプは、相手軸タイプなので、
・そんなことしてたら、人(友達など)に嫌われるよ!
・お母さん、そんなことする子は好きじゃないよ!
など、相手に(好きな人に)嫌われることを嫌がります。
注意する時には、「相手に迷惑が掛かる」「嫌われる」などの言葉つくと、早い段階でやらなくなります。
また、話しを元から理論立ててすることで、納得してからやめることもあります。
他人に迷惑が掛かる以外にも、どのようなデメリットがあるのか?
を話してあげるのも効果があります。
ただし、相手軸タイプなので、「将来の自分のため」という自分軸の理由は心にあまり響きません。
お父さん・お母さんが喜ぶ、嬉しいと言ってくれる方が、とても頑張ります。
何か、頑張っている姿を見るたび、「~を頑張ってる姿を見たからお母さん嬉しい~!」と、日頃から声掛けをすれば、やめて欲しい行動が早く直ります。
地球の気質のお子様
地球タイプのお子様は、論理的な理由に、納得すれば一度言えば止めてくれます。
止めない場合は、まだ納得していない可能性があります。
感覚で叱りやすい太陽の気質の親が「それは、ダメって言ったでしょ!」
というのを何度繰り返しても納得できていないので、行動は変わりません。
「やってはいけない理由」
「やり続けるとどのような悪いことがあるのか?」
「それでも、今後もやるか、やめるか?」を自分で決めさせます。
納得したうえで「今後は、やらない。」と自分で決めれば、やらなくなります。
しかし、親が「今後はやらないようにね!」と決めたことには、従わない可能性があります。
いつからやめるのか?など、自分の判断(マイルール)の中で、行動するように仕向けてあげれば、早い段階で行動が変化します。
自分軸なので、できるだけ感情や他者の力で動かそうとせず、論理的に自分で決めさせて行動させてあげるようにしましょう。